正直、何も言えない。感動の一言では語り尽くせないLIVEである。15才の時に友達から「夢の中へ」を教えられた。それから立て続けに陽水のアルバムを全作聞いて、陽水の魅力にとりつかれた。それから、LIVEに出掛けたのだけど、当時の前座にRCサクセション、そう忌野清志郎が立っていた。その時は忌野清志郎を知らなかったし、彼が陽水と共作してるとは知るよしもなく、だいぶ後になって知った。この「氷の世界 LIVE」を見て、聞いて当時の事を思い出した。「帰れない二人」「待ちぼうけ」と清志郎にも届いたであろう。「陽水、いい曲書いたよな」と。「氷の世界」は初のミリオンに到達したアルバムとして有名だけど、発信する媒体が少ない40年前の事。これは本当に凄い事である。当時はカセットテープが擦りきれるまで聞いたものだ。「もどり道」でオープニングだった「あかずの踏切」がアレンジを変えてロックしてたのはビックリした。そして「帰れない二人」当時から無茶苦茶好きな曲だった。それと「桜三月散歩道」この曲をLIVEで本当に聞きたかった。もう、鳥肌が出るほど興奮した。映像のMCでも陽水自身「演った事ない」と言ってたけど、それを聞けた事は言葉に出来ないほど嬉しかった。それと「小春おばさん」この曲も名曲である。クラシックをやってる兄もこの曲を誉めていた。そして、映像最後の「眠りにさそわれ」本当にK.Oだ。確かに年をとり、40年前の声は出ない。確かにキーは下がってはいるけど、声は十分出てるし、最高のLIVEであった。前の武道館のLIVEもよかったけど、こっちに軍配があがるかな。比べたら失礼だけど。バックコーラスの二人が本当にいい仕事してる。「氷の世界」で聞かせたlynの声は素晴らしい。CD、ブルーレイどっちも素晴らしい。CDにはビートルズの曲が入ってたり、映像は陽水独特の喋りが聞けて本当に素晴らしい。陽水ファンなら是非手元に置いて欲しい１枚である。次はあなたの目と耳で。